エクセル歯科研究所(tel.088-666-0088)は心疾患治療と歯科治療の関連について学ぶエクセルセミナーを2008.12.7に開催した。
講師は徳島赤十字病院心臓血管外科部長の福村好晃氏
「心臓血管外科医から歯科医の先生方へー歯科周術期の感染性心内膜炎の予防と 抗凝固剤の使用について」をテーマに福村氏は心臓外科手術の映像を交え、弁膜症等の治療などを説明。
歯科治療が契機となって引き起こされる心疾患のリスクについて、
「感染性心内膜炎の起炎菌が侵入する機転の一つに抜歯がある」とし投薬の種類や方法について詳しく述べた。
また、静脈血栓の治療に使われるワルファリンについて
「抜歯の際、休薬した患者493例542回中5例で血栓症が発症し、うち4例が死亡しているとの海外の報告もある」と紹介し、
高齢者社会においては更にワルファリンなどを内服する原疾患を持つ患者数が増えると予測si
した。
その上でこれらの患者に対する対応について細かい指示が出された。
このように、高齢化社会になり「抜歯のリスク」が高まってきている。
安易な歯科医の抜歯について、心臓外科医から警鐘が鳴らされている!
つまり、いかに抜歯をせずに生涯食べられるようにするかの方がはるかに難しい!
歯科治療すべてに言える事だが、自分の身内にも行える治療を患者さんに提供するべきである。
特にインプラント治療を行っている歯科医のどれだけの数が、身内や自分の口腔内にインプラントを入れてその後に、患者さんに最先端の治療と説明して行っているのだろうか?