テーマは、「咬合学」
昭和40年代、歯科界は「咬合を制する者は歯科を制す」とまでいわれ、誰もが咬合学にのめりこんだ時代でした。
やがて下火になり、米国歯科補綴学会誌には咬合に関する論文が掲載されなくなりました。
しかし、今なお著名な臨床家や大学教授、スタデイグループの間で独自の咬合理論を誇示しています。
→「この歯を、こうしなければよくならないから治療しましょう。」などと・・・・・・。
今回、咬合学の歴史から現在・未来へむけた最新の咬合理論を総括した講演を聞くことにより、
「咬合学」に関する知識はこれで十分とさらに自信を持つことができました。
現在、歯科界は崩壊しつつあります。
現に、歯医者に行けば行くほど、「虫歯」か「歯周病」で歯が抜かれるのです。
これは、
「治療」と
人工物を口の中に入れる「修理」
との違いを、「歯科医師」「患者」ともに理解していないということなのです。
全国29の国公私立大学歯学部のすべてに「歯科医学史」の講座は、全く存在していないのです。
この歴史を学べば、「治療」と「修理」の違いが解るのです。
そして、ここに当医院で「インプラント」を行わない大きな理由があるのです。
ぜひ、来院され自分の口腔内の現状とあわせて説明を聞いてくださればと思います。